2012年07月23日
職人さんと技術者
ベクター鳥取のアントンです
私は、最近自分の事を職人気質などと申しております・・・?
私が一番最初に就職した会社は、射出成型用金型製作会社でした。
そこでのエピソードです
私は、機械加工の方が正直好きでしたが、
仕上げ課?…と言う、機械では困難な加工を手作業で行ったり
パーティング面の調整(原料が流れない凸凹の突合せ部分)や
金型の組立、メンテナンス、最終的な成型の立会いなどを行う部署に配属されました。
私は何も解らないまま、おろおろするばかり
そこでの作業は私には信じられない程、地味で根気を必要とする、若い私には
魅力に欠けるものでした。
そもそも何をしているかさっぱり解らない?・・・というやつです(笑)
今ほど便利な道具も無かった頃で、平ヤスリをコテに曲げて使用するなど、殆どは
自分だけの特殊工具を先輩方は使用していました。
だまって拝借し、叱られたっけ
何十本ある道具が一つでも無くなると
「だれやぁ俺のタガネつこぉ~た奴は、こっそりかえしときやぁ」
などと優しく言ってくれる人もいたっけ(笑)
そうなんです解るんですよ無くなっているのが・・・!
同じように見えるけど一つ一つ違うんです
数も把握してるんですね
それは 職場の雰囲気にも少しだけ慣れはじめ、
頑固そうなオヤジ達(現在の私と同じ位か50歳半ばの人)とも
気安く話が出来るようになった、まだ鼻っ垂れ小僧の頃のお話
仕事の内容も解り始め、そこでの手作業がどれ程高度な事かが
少し解り始めたアントンさん
その職場でも一際頑固で取っ付きにくいと噂される「村っさん」に
アントン…「村っさん、職人さんですねぇ~凄いですよね~」
村さんの表情はいっぺんし
村っさん…「アントンきさま、今なんて言った・・・?
職人だとぉ~(怒!)」
アントン…「えっ・・・? なっ、なんか不味い事言いましたか・・・?」
村っさん…「お前なぁ~職人っていう意味解って言ってんのかっ」
アントン…「あっ・・・えぇ~っと、その道に秀でた技術を持った人の事ではないですか?」
私は、上手く返せたと少し安心し油断した!
村っさん…「ちがうなぁ~アントン!、お前は私を侮辱したんだぞ、その意味わかるかぁ~?」
普段は物静かであまり感情を表に出さない村っさん、あまりの大きな声に現場の視線集中!
私は半泣き!
村っさん…「解らないなら教えてやろう、職人ってのは、
それしか出来ない社会不適合者の事いうんだ
それになぁ、お前は俺を凄いと言っただろう、
じゃぁ何が凄いか言ってみろっ(怒!)」
社会不適合者と言う表現はあんまりだと思ったが
私は何も言い返せなかった…
少しカッコよく表現したつもりだったが裏目にでてしまったのだった。
直接手を使った技術で物作りをしている人のことですって普通に言えばよかった・・・
職人さんは伝統を守りながら洗練されていくイメージ
技術者は新しい事を取り入れ革新していくイメージ
今でも強烈に記憶に残っている出来事の一つだ。
それ以降わたしは、職人と言う言葉をしばらく封印し、技術者と表現するようにし
凄い人に、簡単に凄いと言う事は 実は不愉快な気持にさせていると言う事にも気付かされた。
凄い人のことは、凄い人にしか、本当の凄さは解らない・・・からである
この職人さんとか、凄ぉ~いとか便利な言葉なのでついつ使ってしまうが
場合によっては失礼になる事もあると言う事を学んだ。
一部始終を見ていた、私の師匠「ツルピカ班長」が、こう言った。
ツルピカ班長…「アントンいいか、ここにいる連中は
皆自分が一番仕事が出来ると思っている奴ばかりだ
プライドが高く、そういった事には
かなりデリケートだから気をつけなさい」
いつもエロイ事ばかりで人を茶化してばかりの師匠が真顔で言ったのだった。
ツルピカ班長…「それとな、仕事というのは、けして勘でやってはいけない
手作業だからこそ、数値化出来る事は細かく数値化して置きなさい
それが礎となる
ここにいる連中は一見、とぎすまされた勘で仕事をしている様に見えるが
実はそうではない
自分なりに全て数値化しているんだよ、
それが熟練して勘でやってる様に素人には見えるだけ!
お前の言う職人業ってやつだよ・・・がっはっはっぁ~
それに勘ってやつはいつか衰えてしまうからな!」
手作業で数値化?これは、どう言う事なのか・・・?
簡単な別の例をあげるとこう言う事です
魚の切り身を重量計を使わずに、同じ重量で切り分けられる人がいます
魚は頭から尾っぽにかけて肉厚や形状が異なりますね
同じ重量でも見た目の形は変化します
最初は切っては計りを何百回と繰り返しているうちに
熟練し、計り無しでも高い精度で切り分けられるようになっていったのです
車の運転も、なれると意識しないで感覚で運転してますよね
この交差点はハンドルを何分の何回転させて曲る・・・なんて考えません
その殆どは目で周りの情報や状況を確認、判断することに集中しているはずです
世の中の職人業というのは、最初から勘だけで身についた事の方が少ないといえます
最初は苦労しながら数値化しそれが裏づけとなり、確かな技術が身につくと考えられます
やがてさほど意識しなくても出来るようになりますが
神の領域ともなると、更に洗練された本当にその人ではないと出来ない業となります
そう言う人たちにしてみれば、「じゃぁ逆になんで出来ないんだ…?」
軽く返してしまうかもしれませんね
言葉で説明されても実際やってみると全く歯が立たないなんてことは良くあるお話
ツルピカ班長は、そんな職場の中でも実に個性的だった・・・というか?、当時39歳独身
仕事の腕は正直並みだったかもしれないが、他部署に強烈な太いパイプをもっており
仕事がやたらにやりやすかった、私はその恩恵をうけそれらのパイプを引き継いだのだった。
何かとギスギスな職場の人間関係の中でツルピカ班長は
そのバイタリティー溢れる人柄でどんな人とも正面から向き合える人だったのです
心無い人からは「ツルやん がいなかったら、お前などけちょんけちょんなんだけどなっ」
若い私には酷く心が傷つく言葉だったのですが
何時か実力で白黒つけてやる…と、ぐっと我慢したものでした。
世の中と言うのは、ある程度優劣ついて バランスが取れていると言う事もあるのですが
ツルピカさんはそんな事を超越した、不思議な力をもっていたのでした。
やがて私が班長になり、ツルピカさんは製造の課長
私が25歳の時だった
入社してから約10年間
会社が倒産してしまうまで私はツルピカさんに守られつづけた、本当に心から感謝している
10年など本当にあっと言う間に過ぎていく
さてこれからが本題です
…って「出た出た、最近のアントンさんのパターンのやつでしょっ」
ばれましたかな・・・(痛っ)
そうです、この展開からスナイパーに しかもかなり強引に持っていくパターンです

スナイパーは、どうなのでしょう
私は始めて一年、間違いなくこうだっ・・・という
確証まで至っていまっせん
狙撃手の技能、訓練、装備はとても特殊ですね
射撃や偽装がやっとこさ出来る様になったとしても
それはほんの入口に立ったと言う事なのです
サバゲーにおけるスナイパーの、遠距離から狙い撃ちは
私にとっては神の領域、仮に30~40メートル程の距離でヘッドショットしたとしても
それは、単なる偶然、ラッキーショットに過ぎません
当たっちゃった…?そんな感覚なんです。
現時点での私が勝負できる距離は20m~25m
今のアントンさんにとっては感覚的に一番気持ちよく(ズバッ)標的を撃ち抜ける距離
アントンさん?、そんなのハンドガンの距離ですよぉ~
なんて笑っている方もいるでしょうね・・・とほほ
秒間20発前後を発射し、飛距離40メートルを超えてくる
ライフルの使用では、殆ど気にならない事が
ボルトアクションライフルを使用するとシビアに迫ってくるのです
フィールドでは、手前と奥では風向きが逆方向なんてこともよくあります
常に一定方向に風が吹いているとは限りません
草や葉っぱのゆれ具合、周りの状況を慎重に観察すれば
おおよその風速は推測できるかもしれません
しかし、ゲームにおいて狙撃に最適な条件が
いつでもトリガーを引けるタイミングとは限らないのです。
なんだかまだ上手く表現出来てないなぁアントンさん・・・
悪条件になればなるほど、狙撃手としての高度な技術が問われるのです
やはり経験と勘の世界なのだろうか・・・?
アントンさんの情けない失敗談(回想)
よしっ 風は止んでいる
敵は2人・・・いや3人か!
この距離で外せばこちらの位置がバレバレだなっ
いいか、やられる前にやってしまうんだアントン!
「うぁっなんだよぉ 、保護具 シューティンググラスだけ?」
安全と健康はなにものにも優先する
今日も安全第一で業務を進めます! キリッ
などと思ったかは定かではないが
一度絞りかけた引き金を緩めてしまったアントン
ためらった瞬間に敵の姿がみえなくなる・・・何処だ
少し移動しているのか、
※スコープを覗いたまま敵を探す・・・いた!
いける、真正面 チャンスだ・・・・・「ビシュッ ピキッ」 あれ?弾は何処へ?
スコープを外すと目の前には小枝が数本!!
私の会心とも思える一撃は ほんの数十センチ先の小枝にヒットし、叩き落とされたのでした。
おらおら、ぜんぜん仕事になってないぞアントン、なにやってんの!
もう一度呼吸を整えろ、指がしびれてきたかアントン!
何をやっているんだ!
敵に差し込まれてしまったではないか!
この距離では、即応力に乏しいボルトでは既に手遅れだ!
ハンドガンを抜け、抜くんだ!
ポシュッ ポシュッ
その瞬間、バリバリバリバリリィ~・・・バリッ バリッ バリバリ!
「ヒット!・・・ヒーット!・・・ひっとぉ~ぉ~おっ!」
ゲーム半ばでガックリ肩を落とし 退場するスナイパーほど悲しいものは無い
誰のせいにも出来ません 全て自分が悪いのです 全ては自分の責任!
どうですか?、
みなさんが想像しているスナイパーのイメージとは程遠く かっこ悪いでしょ
そしてもう一度、いやっ、何度でもここからやり直し!
http://www.komatta-chan.jp/airsoft_tech/sniper_tech/sniper_tech1.html
私の全てはここから始まりました。
この射撃講座で述べてある射撃のプロセスを、
無意識に しかも反射的に行えるようにならなければなりません・・・
そして
本当の意味でスナイパーとしてやれるか やれないかは、更にそこから先の話なのです。
他に例えようのない スナイパーと言う この仕事
いまの私ではマダマダ答えを出せそうにありません
<御礼>
こぐ大佐殿、十兵衛軍曹殿
この度は、十兵衛軍曹の射撃講座をリンクさせていただき誠にありがとうございました。
心より感謝申しあげます。
投稿者:アントン
私は、最近自分の事を職人気質などと申しております・・・?
私が一番最初に就職した会社は、射出成型用金型製作会社でした。
そこでのエピソードです
私は、機械加工の方が正直好きでしたが、
仕上げ課?…と言う、機械では困難な加工を手作業で行ったり
パーティング面の調整(原料が流れない凸凹の突合せ部分)や
金型の組立、メンテナンス、最終的な成型の立会いなどを行う部署に配属されました。
私は何も解らないまま、おろおろするばかり
そこでの作業は私には信じられない程、地味で根気を必要とする、若い私には
魅力に欠けるものでした。
そもそも何をしているかさっぱり解らない?・・・というやつです(笑)
今ほど便利な道具も無かった頃で、平ヤスリをコテに曲げて使用するなど、殆どは
自分だけの特殊工具を先輩方は使用していました。
だまって拝借し、叱られたっけ
何十本ある道具が一つでも無くなると
「だれやぁ俺のタガネつこぉ~た奴は、こっそりかえしときやぁ」
などと優しく言ってくれる人もいたっけ(笑)
そうなんです解るんですよ無くなっているのが・・・!
同じように見えるけど一つ一つ違うんです
数も把握してるんですね
それは 職場の雰囲気にも少しだけ慣れはじめ、
頑固そうなオヤジ達(現在の私と同じ位か50歳半ばの人)とも
気安く話が出来るようになった、まだ鼻っ垂れ小僧の頃のお話
仕事の内容も解り始め、そこでの手作業がどれ程高度な事かが
少し解り始めたアントンさん
その職場でも一際頑固で取っ付きにくいと噂される「村っさん」に
アントン…「村っさん、職人さんですねぇ~凄いですよね~」
村さんの表情はいっぺんし
村っさん…「アントンきさま、今なんて言った・・・?
職人だとぉ~(怒!)」
アントン…「えっ・・・? なっ、なんか不味い事言いましたか・・・?」
村っさん…「お前なぁ~職人っていう意味解って言ってんのかっ」
アントン…「あっ・・・えぇ~っと、その道に秀でた技術を持った人の事ではないですか?」
私は、上手く返せたと少し安心し油断した!
村っさん…「ちがうなぁ~アントン!、お前は私を侮辱したんだぞ、その意味わかるかぁ~?」
普段は物静かであまり感情を表に出さない村っさん、あまりの大きな声に現場の視線集中!
私は半泣き!
村っさん…「解らないなら教えてやろう、職人ってのは、
それしか出来ない社会不適合者の事いうんだ
それになぁ、お前は俺を凄いと言っただろう、
じゃぁ何が凄いか言ってみろっ(怒!)」
社会不適合者と言う表現はあんまりだと思ったが
私は何も言い返せなかった…
少しカッコよく表現したつもりだったが裏目にでてしまったのだった。
直接手を使った技術で物作りをしている人のことですって普通に言えばよかった・・・
職人さんは伝統を守りながら洗練されていくイメージ
技術者は新しい事を取り入れ革新していくイメージ
今でも強烈に記憶に残っている出来事の一つだ。
それ以降わたしは、職人と言う言葉をしばらく封印し、技術者と表現するようにし
凄い人に、簡単に凄いと言う事は 実は不愉快な気持にさせていると言う事にも気付かされた。
凄い人のことは、凄い人にしか、本当の凄さは解らない・・・からである
この職人さんとか、凄ぉ~いとか便利な言葉なのでついつ使ってしまうが
場合によっては失礼になる事もあると言う事を学んだ。
一部始終を見ていた、私の師匠「ツルピカ班長」が、こう言った。
ツルピカ班長…「アントンいいか、ここにいる連中は
皆自分が一番仕事が出来ると思っている奴ばかりだ
プライドが高く、そういった事には
かなりデリケートだから気をつけなさい」
いつもエロイ事ばかりで人を茶化してばかりの師匠が真顔で言ったのだった。
ツルピカ班長…「それとな、仕事というのは、けして勘でやってはいけない
手作業だからこそ、数値化出来る事は細かく数値化して置きなさい
それが礎となる
ここにいる連中は一見、とぎすまされた勘で仕事をしている様に見えるが
実はそうではない
自分なりに全て数値化しているんだよ、
それが熟練して勘でやってる様に素人には見えるだけ!
お前の言う職人業ってやつだよ・・・がっはっはっぁ~
それに勘ってやつはいつか衰えてしまうからな!」
手作業で数値化?これは、どう言う事なのか・・・?
簡単な別の例をあげるとこう言う事です
魚の切り身を重量計を使わずに、同じ重量で切り分けられる人がいます
魚は頭から尾っぽにかけて肉厚や形状が異なりますね
同じ重量でも見た目の形は変化します
最初は切っては計りを何百回と繰り返しているうちに
熟練し、計り無しでも高い精度で切り分けられるようになっていったのです
車の運転も、なれると意識しないで感覚で運転してますよね
この交差点はハンドルを何分の何回転させて曲る・・・なんて考えません
その殆どは目で周りの情報や状況を確認、判断することに集中しているはずです
世の中の職人業というのは、最初から勘だけで身についた事の方が少ないといえます
最初は苦労しながら数値化しそれが裏づけとなり、確かな技術が身につくと考えられます
やがてさほど意識しなくても出来るようになりますが
神の領域ともなると、更に洗練された本当にその人ではないと出来ない業となります
そう言う人たちにしてみれば、「じゃぁ逆になんで出来ないんだ…?」
軽く返してしまうかもしれませんね
言葉で説明されても実際やってみると全く歯が立たないなんてことは良くあるお話
ツルピカ班長は、そんな職場の中でも実に個性的だった・・・というか?、当時39歳独身
仕事の腕は正直並みだったかもしれないが、他部署に強烈な太いパイプをもっており
仕事がやたらにやりやすかった、私はその恩恵をうけそれらのパイプを引き継いだのだった。
何かとギスギスな職場の人間関係の中でツルピカ班長は
そのバイタリティー溢れる人柄でどんな人とも正面から向き合える人だったのです
心無い人からは「ツルやん がいなかったら、お前などけちょんけちょんなんだけどなっ」
若い私には酷く心が傷つく言葉だったのですが
何時か実力で白黒つけてやる…と、ぐっと我慢したものでした。
世の中と言うのは、ある程度優劣ついて バランスが取れていると言う事もあるのですが
ツルピカさんはそんな事を超越した、不思議な力をもっていたのでした。
やがて私が班長になり、ツルピカさんは製造の課長
私が25歳の時だった
入社してから約10年間
会社が倒産してしまうまで私はツルピカさんに守られつづけた、本当に心から感謝している
10年など本当にあっと言う間に過ぎていく
さてこれからが本題です
…って「出た出た、最近のアントンさんのパターンのやつでしょっ」
ばれましたかな・・・(痛っ)
そうです、この展開からスナイパーに しかもかなり強引に持っていくパターンです
スナイパーは、どうなのでしょう
私は始めて一年、間違いなくこうだっ・・・という
確証まで至っていまっせん
狙撃手の技能、訓練、装備はとても特殊ですね
射撃や偽装がやっとこさ出来る様になったとしても
それはほんの入口に立ったと言う事なのです
サバゲーにおけるスナイパーの、遠距離から狙い撃ちは
私にとっては神の領域、仮に30~40メートル程の距離でヘッドショットしたとしても
それは、単なる偶然、ラッキーショットに過ぎません
当たっちゃった…?そんな感覚なんです。
現時点での私が勝負できる距離は20m~25m
今のアントンさんにとっては感覚的に一番気持ちよく(ズバッ)標的を撃ち抜ける距離
アントンさん?、そんなのハンドガンの距離ですよぉ~
なんて笑っている方もいるでしょうね・・・とほほ
秒間20発前後を発射し、飛距離40メートルを超えてくる
ライフルの使用では、殆ど気にならない事が
ボルトアクションライフルを使用するとシビアに迫ってくるのです
フィールドでは、手前と奥では風向きが逆方向なんてこともよくあります
常に一定方向に風が吹いているとは限りません
草や葉っぱのゆれ具合、周りの状況を慎重に観察すれば
おおよその風速は推測できるかもしれません
しかし、ゲームにおいて狙撃に最適な条件が
いつでもトリガーを引けるタイミングとは限らないのです。
なんだかまだ上手く表現出来てないなぁアントンさん・・・
悪条件になればなるほど、狙撃手としての高度な技術が問われるのです
やはり経験と勘の世界なのだろうか・・・?
アントンさんの情けない失敗談(回想)
よしっ 風は止んでいる
敵は2人・・・いや3人か!
この距離で外せばこちらの位置がバレバレだなっ
いいか、やられる前にやってしまうんだアントン!
「うぁっなんだよぉ 、保護具 シューティンググラスだけ?」
安全と健康はなにものにも優先する
今日も安全第一で業務を進めます! キリッ
などと思ったかは定かではないが
一度絞りかけた引き金を緩めてしまったアントン
ためらった瞬間に敵の姿がみえなくなる・・・何処だ
少し移動しているのか、
※スコープを覗いたまま敵を探す・・・いた!
いける、真正面 チャンスだ・・・・・「ビシュッ ピキッ」 あれ?弾は何処へ?
スコープを外すと目の前には小枝が数本!!
私の会心とも思える一撃は ほんの数十センチ先の小枝にヒットし、叩き落とされたのでした。
おらおら、ぜんぜん仕事になってないぞアントン、なにやってんの!
もう一度呼吸を整えろ、指がしびれてきたかアントン!
何をやっているんだ!
敵に差し込まれてしまったではないか!
この距離では、即応力に乏しいボルトでは既に手遅れだ!
ハンドガンを抜け、抜くんだ!
ポシュッ ポシュッ
その瞬間、バリバリバリバリリィ~・・・バリッ バリッ バリバリ!
「ヒット!・・・ヒーット!・・・ひっとぉ~ぉ~おっ!」
ゲーム半ばでガックリ肩を落とし 退場するスナイパーほど悲しいものは無い
誰のせいにも出来ません 全て自分が悪いのです 全ては自分の責任!
どうですか?、
みなさんが想像しているスナイパーのイメージとは程遠く かっこ悪いでしょ
そしてもう一度、いやっ、何度でもここからやり直し!
http://www.komatta-chan.jp/airsoft_tech/sniper_tech/sniper_tech1.html
私の全てはここから始まりました。
この射撃講座で述べてある射撃のプロセスを、
無意識に しかも反射的に行えるようにならなければなりません・・・
そして
本当の意味でスナイパーとしてやれるか やれないかは、更にそこから先の話なのです。
他に例えようのない スナイパーと言う この仕事
いまの私ではマダマダ答えを出せそうにありません
<御礼>
こぐ大佐殿、十兵衛軍曹殿
この度は、十兵衛軍曹の射撃講座をリンクさせていただき誠にありがとうございました。
心より感謝申しあげます。
投稿者:アントン